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根本昌明からのメッセージ

私のホームページをお開き下さり、ありがとうございます。23歳で公立中学校英語教師となり、同時に吹奏楽部の顧問・指揮者となりました。

2002年(事実上は2000年)から音楽の道に専心し、指揮者・リコーダー奏者となり、今に至っています。 指揮もリコーダーもほとんど独学です。

50歳の時の音楽家への転職は周囲の理解が得られず、離婚、孤立など想定外の連続する道を歩むこととなりました。今にして思えば理解されなかったこと、当然でした。

数年間音楽活動できない時期を耐え2007年に再婚、夫婦で二人三脚の音楽活動を始めて5年となります。音楽家に専心したゆえに音楽が出来ないことは、ひどく辛い経験でした。しかし、人生において苦しい経験は贈りもの!

幼少期のトラウマゆえの対人恐怖症。「対人恐怖などなければ」としばしば呪ったものですが、音楽家にとり大きな贈りものでした。

中学校に入り辛い心の冬に襲われ、苦悩の日々を耐えねばなりませんでした。そのうつの時、音楽特にベートーヴェンの音楽に出会いました。

鬱は20年代後半まで繰り返しますが、この宿命と嘆いた躁鬱の波も贈りもの。深い谷から高い頂きまでの様々な世界を経験できました。 27歳のうつは耐え得る限界を越え、遂に療休を取ることを余儀なくされます。 復帰後の屈辱的な日々・・・精神病扱いですから。しかし、そのどん底の日々がヨガの本との出会いをプレゼントしてくれました。ヨガの本により、私は躁鬱の波が食生活が大きな原因であったことを知ります。

ヨガで躁鬱の波、心身をコントロールできるようになり、私の音楽と教育は劇的に変わりました。 そううつの不安から解放され、日々ハイテンションで自信に満ちた活動を展開するようになります。まさに「30にして立つ」

私の音楽を支えているのは、対人恐怖症ゆえの過敏とも言える繊細さ。そううつの波ゆえに経験できた壮絶とも言える人生、様々な豊かな感情。そして、救いを求め聴いたたくさんの名演から得た「表現力」。 「表現と感動の深さにおいて世界最高の演奏を」が私の音楽作りのモットーです。

6歳から46歳までの10年間、教え子たち有志を中心に組織したレーベンバッハ吹奏楽団との活動は、ファンばかりか専門家諸氏の高い評価を得ることが出来ました。

さらに皆様の応援を得て1996年には新星日本交響楽団(現:東京フィル)を振り、指揮リサイタル「ベートーヴェンへの感謝の夕べ」を実現しました。当日は多くの方々が絶賛する演奏となりました。ライヴCDが今も「歴史的」とか「奇跡的」な名演との評価を得て、全国で売られています。是非聴いてみてください。

さて、音楽家への専心はレーベンバッハの活動への評価と新星日響というプロのオーケストラを振っての評価があっての実績があってのことでしたが、新星を振った約9ヶ月後に重いうつ病を再発させたことが決心のカギとなりました。

20年振りの再発の原因はオーバーワーク。50歳を前に、音楽活動と教育活動の両方は無理になっていたのです。しかし、仕事を適当にするなど出来ないことでした。

「自分はどちらを本当にしたいのか?」 悩んだ末の結論が音楽家専心でした。2002年の年賀状に次のように書いています。

「新年あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話様になり、ありがとうございました。
今年も宜しくお願いいたします。世界が「愛・平和・喜び・感謝」の「わ」 真に豊かな世界に大きく前進しますよう、そしてあなた様のますますのご活躍をお喜び申し上げます。
「願いは実現する」という多くの人の言葉を信じ、昨年4月より音楽家となりました。9月に名刺を作りましたが 愛・平和・喜びの「わ」 指揮者・リコーダー奏者 としました。敬愛するベートーヴェン、坂本龍馬なら、「今 どうする?」と考えた結果でしたが、龍馬の「脱藩」の時のように多くの方々にご迷惑をおかけし、また多大なるご助言をいただきました。深くお詫びと感謝を申し上げます。
本当に「思いは実現する」としたら世界中の多くの人が、「愛・平和・喜び」の「わ」で世界を覆いたいと望むだろうと思います。常にそのようなことを願いながら、家庭の平和を大切に、今年も音楽の力を信じ、歩んでまいります。

今もこの通りの気持ちです。私は世界最高レヴェルの演奏を持って世界平和を実現することを目指しています。その意味では、仕事は「平和活動」と言えるかも知れません。

指揮もリコーダーも独学ですので、いわゆるプロの世界と比べたら「たいしたこともない技術」です。かつて、レーベンバッハの大ファンであったある高名な音楽評論家が、次のように書いてくれました。

「あなたも自分の音楽をもっており、それを振る限り世界一、それが言いすぎなら世界最高!」

演奏も好き嫌いがあり、どれが一番とか最高とかはないのですが、私は自分のレパートリー、好きな音楽を演奏する限り、表現と感動において世界最高レヴェルであると自負しています。

そして幸せにもそう評価してくださるたくさんの方々に支えられています。2年前の第九は「奇跡」として今も語り草となっています。

年賀状の通り、私は坂本龍馬とベートーヴェンを敬愛する「理想主義者」です。人々の輪で「世界平和」を実現するためにこれからも最高の演奏を続けて参ります。

10年前「宇宙の法則」を公言して精神病扱いされた私も、最近では「宇宙の法則」を演題に全国的に公演をするようになりました。もっともっと多くの方が「宇宙の法則」を知り、世界平和・人類の幸福を願うようになれば世界は変わると信じています。

「遠くないいつの日か、第九のTV放映によって世界の多くの人々を繋ぐ」のが私の願いです。

そして、それがベートーヴェンへの恩返しであり、世界平和実現の為の最強のツールであると考えています。