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CD/DVDのご案内

レーベンバッハのCD/DVDをご紹介します。
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ベートーヴェンへの感謝の夕べ (CD)

定価 3,000円
特別価格 2,500円

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曲目
ベートーヴェン交響曲第9番 ニ短調から第1楽章
ベートーヴェン交響曲第3番 変ホ長調『英雄』
指揮/演奏
根本昌明 指揮/新星日本交響楽団

CD紹介文

東京フィルハーモニー交響楽団 フルート奏者 さかはし矢波氏

こんな指揮者見た事無い!」というのが私の第一印象だ。もうあれから7年の月日が流れようとしているのだけど、未だにあのようなギネスブック的指揮者には会っていない。いったい何がギネスブック的なのかと言うとまず、ひとつに、そのいでたち!そして、音楽への陶酔加減が並みではない!!これは見事としか言い様がない。まさに作曲者が根本に乗り移ったと言うのか、目つきまでガラッと変わり、演奏者もこれには鳥肌が立つ思いで演奏したはずである。

さて、こんな事を論うと「じゃあ根本のタクトから、いったいどんな音楽が聴こえてくるのだろう?」と興味を持たれたことだろう。いくら文にたけた私とて、そこまで書くことはできない!と言うことで。私の文を補う為にも『百聞は一見にしかず』という事で是非聴いて貰いたい。CDプレーヤーが回り始めたとたん、根本が現れ、タクトを振り始めるだろう。

感動的なベートーヴェン

宇神幸男氏:作家・音楽評論家

一介の英語教師にすぎない根本昌明が、プロのオーケストラを指揮してベートーヴェンを演奏する。やむにやまれぬ情熱の所産とはいえ、演奏の成否は情熱だけではどうしようもない。篠つく雨の中を演奏会場に足を運んだ筆者は、眼前の指揮者の狂態に多少辟易しつつも、音楽に心耳を奪われてしまうのに時間はかからなかった。それかあらぬか、不覚にも目頭が熱くなってしまった。こんな破天荒なことをする人間が目の前にいる、というそのことに感動したわけではない。ベートーヴェンの音楽が涙腺を刺激したのであって、即ち根本昌明は感動的なベートーヴェンを聴かせてくれたのである。(抜粋)

根本昌明の壮挙に贈る

中野雄氏:音楽プロデューサー・大学講師

「人生を賭けた試み」が音楽芸術の世界から失われて久しい。フルトヴェングラー戦中ライヴのような演奏は例外中の例外で、考えようによっては人類史上決して繰り返されてはならない出来事であろうが、あのような思考の世界の再現を諦めなくてはならないというのも、淋しく、またかなしいことではある。

根本昌明は一介のアマチュア指揮者ではあるが、いまオーケストラ演奏に全生涯を賭け、人生の全てを捧げんとしている。彼の音楽については、観方、聴き方によって、批判が出るかも知れない。限られた条件の中では十全の結果を期待しえない事、理の当然とも言えるだろう。

しかし、私たちが彼の演奏から汲み取るべきは、人間という存在の哀しみ、かつ、至純な魂の声であり、一筋の救いをもたらしてくれる楽聖へのひたすらなる感謝と祈りの心である。

あのコンサートと、その記録であるこのCDを出発点として根本昌明だけの世界、根本昌明という一人の人間がこの世に生きたという証を、無限の時の流れに、これからもしっかりと刻み続けて欲しいと思う。

根本昌明 奇跡の「第九」 (CD)

定価 3,000円
特別価格 2,500円

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録音
2010年7月25日 東京オペラシティコンサートホールライヴ録音
指揮/演奏
根本昌明 指揮/東京フィルハーモニー交響楽団・二期会合唱団

根本昌明論 - 誰でもない男登場!

浅岡弘和氏:音楽評論家

根本昌明とはいったい何者か?フルトヴェングラーの再来?それとも現代の生けるゴッホ?いや、どれでもない。筆者もかつてだいぶ以前、GTN(グレートティーチャー根本)と呼んでいた覚えがあるのだが……(抜粋)

こんな「第九」を待っていた!

浅岡弘和氏:音楽評論家

本CDは今年(平成22年)7月25日の東京オペラシティ・タケミツメモリアルに於ける根本昌明指揮東京フィル特別演奏会の驚くべき記録である。当日の演奏曲目もイェルク・デムスを独奏者に迎えた「皇帝」に「第九」という重厚長大すぎるほどのものであったが、その二ヶ月ほど前にTBSテレビの「紳助社長のプロデュース大作戦」で紹介されたためか、ほぼ満席となった場内は聴衆の期待と熱気が極大に膨れ上がり、間違いなく10年前のギュンター・ヴァント最後の来日公演以来の大演奏会となっていたのである……(抜粋)

人間万歳のベートーヴェン

大下けん氏:作詞家

根本さんの指揮するベートーヴェンは、軽やかな足取りの巨人的スケールを持った演奏だ。それは船底にこびり付いた貝のような虚飾やハッタリをそぎ落とした、旗幟鮮明で豊かさを内包した相貌のベートーヴェン演奏だ。それが可能なのは、根本さんがベートーヴェンと同じく、まっすぐな素直さを秘めた感情の持ち主だからに違いない……(抜粋)

ベートーヴェンへの感謝の夕べII 「第九」&「皇帝」 (DVD)

定価 3,500円
特別価格 3,000円

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収録
2010年7月25日 東京オペラシティコンサートホールライヴ
指揮
根本昌明
ピアノ
イェルク・デームス

試聴サンプル

マジックが起きた!

湯川れい子氏:音楽評論家・作詞家

クラシックの世界はよく解らない。ただ好きで、場数だけは踏んでいるから、そう簡単に問屋は卸すまいと考えていた。

日本のトップに位置する、長年厳しい修練を積んだプロ集団が、好きと言うだけで棒を振る、ほとんどアマチュアに近い男の指揮に従うとはとても思えない。

そこは一応プロだから、仕事として引き受けた以上そうみっともない演奏にはならないまでも、時折見ることがある、あの醒めた表情で、どこかよそよそしい、熱のない演奏を聞かされるのが関の山だろう…と。

が、なぜかマジックが起こった。ベートーヴェンの交響曲、第9番ニ短調の第2楽章に入るあたりから、ホールの空気の密度が明らかに変わってきて、ひとつのエネルギーの塊のように、聴いている私の耳を引き寄せ、体を引き寄せ、いつか私は汗ばみ、胸を鷲掴みにされて身を乗り出し、そのことにふっと気がついた時、ポロリと涙がこぼれていた。(抜粋)

壮絶なベートーヴェン

村田一浩氏:団体職員

指揮者、根本昌明氏との出会いに心から感謝している。それは、音楽評論家、浅岡弘和氏から1枚のCDを紹介されたのが契機であった。1996年新星日本交響楽団を指揮した「ベートーヴェンへの感謝の夕べ」にて交響曲第3番「英雄」と「交響曲第9番(第一楽章のみ)」であった。早速聴いてみると、今まで聞いたことがない壮絶なベートーヴェンがそこにはあった。このような演奏をされる根本昌明氏という、類いまれな才能を持った凄い指揮者の存在を知らなかった自分を恥じた。そして、聴いていて身震いがとまらなかった。そこには、人生そのものが表れているのだ。「実演に接したい」そんな想いが早くも現実のものになろうとは、夢のようだった。しかも、今回はピアノ協奏曲第5番「皇帝」に世界的なピアノの巨匠であるイェルク・デームス氏との共演と第9番全曲である。(抜粋)